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カサブランカとは?

 ”カサブランカ”といっても知っている人はほとんどいないと思う。
 映画の題名でもないし、ユリの名前でもない。
 カサブランカというのはスバルの車の名前である。
 「そんな車知らないよ」と言われるかもしれないが、実は独立した車ではなく、特別仕様車なのだ。
ベースはインプレッサのスポーツワゴンの街乗りグレードのC'zである。これに、なにを血迷ったのか、
単にクラシック風の概観の車のブームに乗りたかっただけなのか知らないが、メーカー自ら手がけて作
ってしまったのがこのカサブランカなのだ。
 もともと東京モーターショーに2年前(1997年)に出品されていたもので、これに少し手を加えて、
5,000台の限定車として1998年に発売されたものだ。
 最近の軽自動車に見られるクラシック風概観の車は、少しフロントグリルを変えたりメッキパーツを
つけたりしただけのものが多いが、このカサブランカはちょっとすごい。そもそも、精悍なフロントマ
スクで鳴らしているインプレッサの面影はほとんどないのだ。

外観・内装

カサブランカ
インプレッサ(C'z Sport)
純正インプレッサとカサブランカの対比。フロント部分が完全に別物で
あることがわかる。フロントグリルは大きくなってるし、ライトの形状、
位置も別である。

ホイールも純正とは違い、
「MINILITE」を履いている。
MINICOUPERの純正ホイール
である。

 外装が異なるだけでは特別仕様車としては不充分である。内装も特別でなくては・・。       
 カサブランカの内装は、クラシックな概観にあわせてシックなものになっている。

インパネ周り。
●2トーンの本皮巻ステアリング
●2トーンのセンターコンソール
●ホワイトメーター
黒地にグレーのストライプのシートとドアトリム


カサブランカの変遷

カサブランカは、元々限定車として発売され、その後標準ラインナップに加えられた。その際に一部変更が加えられている。

1997.10
東京モータショーにカサブランカが参考出品される。

1998.12
カサブランカが5,000台限定車として発売される。

1999.09
カサブランカが標準ラインナップに加えられる。一部改良が行われる。

2000.08
新型インプレッサ発表。数ヶ月前でカサブランカの製造は打ちきられていた模様である。

1,色の変遷
  限定車とカタログモデルの一番の違いは、ボディー色の変化である。
  1998年の発売時は、アークティックシルバー・メタリック(銀カサ),
 ロイヤルブルー・マイカ(紺),ダークパープル・マイカ(なす色紫)の3色であった。
  1999年以降は、アークティックシルバー・メタリックはそのままだが、紺色がグランブ
 ルー・マイカに変更となり、最大の特徴としてなす色紫の代わりにシルキーゴールド・メ
 タリック(金)となった。
  紺色のマイナーチェンジはインプレッサ全体の変更に伴うものだが、最も個性的であった
 なす色紫を廃止して金色を持ってきたのは、やはり一般受けとインパクトを狙ったのだろう
 か?

カサブランカボディー色の変遷
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アークティックシルバー・メタリック ロイヤルブルー・マイカ ダークパープル・マイカ シルキーゴールド・メタリック グランブルー・マイカ

1998.12

1999.09

2,機能追加
  1999年の標準ラインナップへの追加時に、インプレッサ全体で下記の機能追加がされている。
  (1)ブレーキアシスト機能
    ABS補助機能として、ブレーキアシスト機能を追加
  (2)撥水ガラス
    雨天走行時にも視界を確保する撥水ガラスを、フロントドアガラスに採用。


カタログ関係資料
カサブランカのカタログ(限定型)はここ
カサブランカのカタログ(量産型)はここ
カサブランカの詳しいスペック(カタログベース)ここ
カサブランカのメーカー純正装備品はここ



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