上海博物館 シャンハイボーウーグアン
 住所:人民大道201号

 上海市の中心、人民公園内にある博物館。外見は鼎の形をしている。展示物は質量ともにかなりのものがある。じっくりみると2日あって
も足りないらしい。急ぎ足で見ても、最低半日はかかる。
 訪れたことがないのであれば、市内観光ルートに必ず加えた方がいい。

(各階の展示内容(★★★満点で独断で評価)
  1階:
      中国古代青銅器館 ★★★ 
      :殷の時代からの貴重な青銅器が数多く展示されている。細工の緻密さ、美しさはため息がでるほど
       最低ここだけでも時間をかけてじっくり見たほうがいい。
      中国古代彫塑館★★
      :戦国時代からの仏像を中心とした彫像,塑像が展示されている。表情の豊かさや衣服の細工は必見。
  2階:
      中国古代陶磁館★★
      :かなりの数の貴重な陶磁器が展示されている。焼き物好きなら最高の目の保養になると思う。
       特に明清代のすばらしい作品がならんでいて、お土産を買うのに参考になるかも(ならないか(^^;)
      暫得楼陶磁館
      :某有名な収集家の作品がならんでいるらしい。(実は上記の展示の一環だと思ってあまり覚えていない・・・)
  3階:
      中国歴代絵画館★★
      :唐から清時代の絵画(水墨画,彩色画)が数多く展示されている。日本の室町時代以降の水墨画などの原点となる作品が見
       れる。動物,植物,山水などの水墨画が見ていて楽しかった。
      中国歴代書法館★★
      :やはり書の国である。あまり詳しくないのでよくわからなかったが、貴重な作品がたくさんあるらしい。
       個人的には、高校で習った王義之の本物(?)の作品が見れたので良かった。
      中国歴代璽印館★★
      :見事な印鑑のコレクションがある。印字面の見事さもさることながら、印鑑全体を形作っている彫刻が見事だった。
       様々な意匠があって、見ていてすごく楽しい。
  4階:
      中国歴代銭幣館★★
      :中国の長い歴史のなかで盛衰してきた国家毎の、様々な貨幣が展示されている。また、西アジア,ヨーロッパとの交易によって
       もたらされた、外国の貨幣もなかなか興味深い。
      中国古代玉器館★★
      :神聖な飾り物であった殷周時代からの玉製品が多数展示されている。細工の見事さには驚かされる。
      中国明清家具館
      :明清時代の家具が展示されている。
      中国少数民族工芸館
      :中国の辺境地域に住む、少数民族の文物を展示している。祭祀用の仮面や飾り、舟など部族毎の違いが面白い。
       また、昆明地方などの民族衣装がすごくきれいだった。

 入場料 :20元(学生5元) 
       その他日本語での解説機を40元で貸出ししている。(説明板が漢字で詳しく書いてあるので、いらないと思う)
 営業時間 :9:00〜17:00(土曜日9:00〜20:00)
 交通 :人民公園わき。地下鉄1号線人民広場駅から徒歩3分,2号線人民公園駅から徒歩5分 

上海旅遊記
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